まだ興奮がさめません

国際基督教大学卒業 河原涼子

太田君と二人であたふたと準備をすすめ、本番直前までぶつぶつと発表方法を練りつづけ、二人にとってもFRIとしてもまだまだ不充分だったプレゼンでしたが、昨日はなんとか無事私たちの政策の意図を向こうの方々にお伝えできたと思います。Geneさんこと西村さんも、Lucaさんも、Silvioさんもとってもとてもステキな方々でした。

流れをざっとお教えしておきますね。細かいところは他の皆さんの補足をおまちください。皆さんきっと色々なご感想があると思いますので。

まず、お店の前でお会いする。一人一人と握手して軽く挨拶をして、お店に入る。奥のお座敷へ。大きなテーブル。席順は以下の通り。

   河原 Silvio Luca 中野
太田 西村
今中 近藤
   吉田 清水 河合 村上

(ドア)

太田昇とふたりで、泉さんが合宿でおっしゃっていた席順のことを頭いっぱいにしながら心の中でハラハラしながら、河合さんの指示にまかせました。上の席につくと、河合さん筆頭に世間話。日本はどうか、とか。テーブルの上にはあたたかい麦茶の魔法瓶(?!)があり、皆お茶からスタート。

日本酒をオーダーし、河合さんが主旨をまず伝える。みな自己紹介。(河原から太田、テーブルを一周してルカとシルビオの紹介まで。)村上さん、清水さん、今中さんがFRI紹介やプロジェクトの紹介。そこですでに議論が始まりそうな雰囲気が。ルカさんがとても積極的に見解などをすぐにおっしゃる。でも議論をそこではとどめ、先にプロジェクトのディスカッションを、ということで河原と太田プレゼン。途中でルカさんが質問や意見をおっしゃり、ディスカッションが途中にはさまれる。残りのプレゼンを太田がし、そこからまた議論がはじまる。

質問など、主に河合さんが。議論は河合さんとルカさんとの間の白熱したものになっていました。ルカさんが「むむむ」とうなると、シルビオさんが助言したり、というかたちでシルビオさんも参加、西村さんもご自分の見解をおっしゃっていました。太田君や清水さんも意見や質問を間にはさみ、女性の見解はどう?とルカやシルビオさんに話しをふられて吉田、河原などもちょろちょろ意見を言いました。お店を出ると、ルカさん(南青山在住)はお帰りになり、シルビオさんとFRI連中は原宿のお店で一杯。吉田と河原はお店に入らず帰宅しました。


私がルカさんの言葉で印象的だったのは、イタリアには繊維産業の「文化」がある、ということでした。文化をもとにしたものであるから、品質を重んじることは当然。それは長い歴史をもって培われた企業文化であって日本の繊維業界は真似できない、とおっしゃっていました。それは西洋の真似事だから、だそうです。日本が例えば「キモノ」から産業を起こしていっていたら、それをイタリアの繊維産業がとりいれてもきっと本当のキモノを作れないだろうということと一緒だ、と言ってました。

また、プレゼンの中に含んだ、日本のライフスタイルの情報を重視してアジアの市場に働きかけるのなら、どのようなライフスタイルを伝えたいのか。日本のライフスタイルとは一体何か。それをもっと自問していかなくては駄目だ、とルカさんは言っていました。ルカさんから「それじゃあイタリアの服が好きな理由はなんだ?あげてみてください。」と逆に質問され、ペンを出されてリストアップされてしまいました。「あなたたちの思い描くイタリアのライフスタイルとは何だ」とどんどん説きつめていくのです。いつもビジネスの視点で考えている、という印象をうけました。そして何に対しても、すごくシャープな質問で問い詰めることで、本当の価値をひきだしたり議論を呼び起こしたりしようとしてくれた感じです。

シルビオさんはがんがん日本酒をのんでいらっしゃいました。煮物が出てきて、そこについていたからしをペロンとまるごとなめて涙目になったり、ルカさんの発言に対して小さく冗談をいったりしていて、となりで座っていた私にはおちゃめなおじさまに写りました。でも、話しのポイントをつかむことがすごく上手で、途中途中で口を挟むと、いつも的を得ていて感心しっぱなしでした。

それにしてもいつも強気な河合さんですが、英語になるとさらにその強気さ加減がパワーアップするように思えました。逆に、いつもすごく威勢のいい男性陣の方々がなんだかちょっとかわいく座っていたのがFRIらしからぬ変な雰囲気を作っていました。以上、だいたいの流れ、伝わりましたでしょうか?議論の詳しい内容をお聞きになりたいと思います。私以外の皆さん、どうかお願い致します。

泉さんも河合さんも本当にありがとうございました。社会人になる前に、本当にためになる経験ができたと思います。まだ思い出すと興奮から冷めません。とても素晴らしい機会でした。


河原涼子