Summer Camp 2009 開催報告 - チーム順位
今回のSummer Camp 2009はアイデアで勝負するチームと論理の深さで勝負するチームと大きく二つに分かれました。自分達のチームがどちら寄りなのかを理解し、得意な部分にしっかりと時間を使ってきたチームがが上位に食い込んでいきました。単に形式通りのプロジェクトマネジメントに沿うだけでなく、「自分達のチームのリソース」という制約条件をいかにマネジメントすべきか、今回のCampを見て、改めて感じさせられました。今回のテーマ課題・チーム順位は以下の通りです。
Summer Camp 2009で取り組んでいただいたテーマ課題は下記の3つからの選択でした。
- 1.株式会社東京ドームの業績改善策
- 2.スタートトゥデイの成長戦略
- 3.カルビーの新ブランド立ち上げ
1位 こっぺぱん (リーダー:荒谷 諭慶さん) 397点/800点



(前列左から望月さん・矢吹さん、後列左から村田さん・荒谷さん・日山さん)
今回にカルビーの新ブランド立ち上げ取り組んだ「こっぺぱん」は、野菜をふんだんに使った固形バーを新ブランドとして立ち上げるという提案を行い、具体性に富んだプレゼンテーションが審査員の納得性を引き出し、見事優勝を勝ち取りました。きちんと自社の理念や事業概要を整理した上で、それに適合するプラン作りを意識していた点も高い評価を受けた要因です。ただ、プランそのものに関しては具体性はあれど、売上予測など論理性の粗さが目立ち、リアルビジネスの世界で即採用される提案、というレベルには今一歩足りませんでした。なぜ顧客はその商品を買うのか、より明確に示す事ができればより説得性の高いプレゼンテーションになったことでしょう。優勝おめでとう!
2位 ラッキーセブン(仮) (リーダー:片田 洋平さん) 340点/800点



(左から、丸山さん・原口さん・田中さん・片田さん・青木さん・小平さん・辻さん)
スタートトゥデイの成長戦略に取り組んだ「ラッキーセブン(仮)」は、男性向けのハイエンドな商品を持っていることを利用し、潜在的な男性顧客を取り込むために追加サービスを提供するという提案を行いました。自社・市場を分析する際に、きちんと絞込みを行い、男性向けのハイエンド商品に絞り込んだ点が評価され、見事2位に輝きました。情報の整理には優れていたものの、最後の解決策の部分でターゲット明確化や具体性に掛けていた点が、惜しくも優勝に届かなかった要因です。最後は解決策がものを言いますので、そこを深く考えられるような時間配分を行えれば、より評価の高いプレゼンテーションになったことでしょう。2位おめでとう!
3位 虎 (リーダー:岡島 薫さん) 320点/800点



(左から、山本さん・岡島さん・野々村さん・小林さん・高田さん・安齋さん。秋田さんは順位発表不参加)
東京ドームの業績改善策に取り組んだ「円陣」は、施設の複合利用を促すためにある施設に来店した顧客に他の施設の半額クーポンを配る、という提案を行いました。他のレジャー施設とは違い、大きく異なる特徴を持った施設が集まっている複合的なレジャー施設であるという東京ドームシティの特徴に着目して課題設定をした点は見事でした。しかしなぜ人々が1つの施設しか使っていないのかなど、その課題設定が論理で補強されておらず、解決策への納得性が低かった事が点数が伸びず3位となった要因です。ぜひその悔しさをバネに再びチャレンジして欲しいと思います。3位おめでとう!
4位 ガリレオ (リーダー:高島 宏美さん) 298点/800点



(前列左から、塩川さん・高島さん、後列左から、金子さん・右田さん・高松さん)
東京ドームの業績改善策に取り組んだ「ガリレオ」は、ラクーア内で婚活サービスを提供するという提案を行いました。ユーザーを具体的に絞り込んでいった点は評価されます。しかしなぜラクーアの改善が最重要課題なのか、競合サービスとの競争はどうなのか、など解決策の実効性を担保する点への論証が無かった点が惜しくも4位となった要因です。箱物ビジネスは容易にお客さんが流れやすいため、どうやって競合と差別化していくかという点が非常に重要になります。スパがあるというのは婚活サービスにおいて強みなのか、ただの付加施設の域を出ないのか、など事実をどう読み解くかがビジネスの成否を分けます。次回はその点を意識するより良いビジネスプランが作れるでしょう。ぜひまたチャレンジしてください。
5位 21世紀のサド公爵 (リーダー:石坂 健さん) 264点/800点



(左から、大久保さん・中村さん・石坂さん・上原さん・前田さん)
スタートトゥデイの成長戦略に取り組んだ「21世紀のサド公爵」は、アクティブユーザー率をあげるために返品制度を導入するという提案を行いました。ユーザーを細かく分類して課題となっている顧客層を絞り込もうという点は評価されました。しかしその分析と打ち手の仮説を補強するデータが繫がっていないなど、論理構築の粗さが非常に目立ってしまった点が5位に終わった要因です。議論している中では一見つながっているように見える論理も、きちんと書き出してみると飛躍があることは良く起こります。次回はロジックを一回考えて満足するのではなく、面倒でもサボらずにきちんと一つ一つ論理を検証していく、という意識を常に頭に置きながらチャレンジしてみてください。2泊3日お疲れ様でした。
6位 円陣 (リーダー:國信 康郎さん) 257点/800点



(左から、吉田さん・阿部さん・金光さん・國信さん・田口さん・伊藤さん)
カルビーの新ブランド立ち上げ「円陣」は、男性向けの「男ジャガビー」を販売する
という提案を行いました。キーメッセージがシンプルであった点は評価されましたが、男性でもどういう層なのか、なぜ彼らは買うのか、既存製品との自社内競合はどうかなど、解決策の具体性を担保する部分の論理が構築しきれなかったことがが点数が伸びなかった要因です。もう少しこの打ち手に早く辿り着けていれば、もっと最後の詰めで点数を伸ばせた事でしょう。ぜひ次回は時間配分を意識してチャレンジしてみてください。2泊3日お疲れ様でした。



