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Morning Cafe Office

2007年8月 2日 by 創設者 河合 拓   

創設者 河合 拓

早朝、ホテルのラウンジやスターバックスなどにいくと、クロワッサンをかじりながらビジネスパーソンがパソコンを広げて仕事をしている光景が目につくようになった。仕立ての良いスーツに身をくるみ、小型のPCを広げモバイルのアンテナを立ててキーボードをパチパチやっている。出勤前なのか得意先へゆく途中なのか、これはこれでなかなかかっこいい。

 私の場合も例外ではなく、夜中に集まったメールは自動的に携帯電話に転送されるので、通勤電車の中でそれらのメールに目を通す。クライアント先に立ち寄る途中にあるスターバックス、ジョナサンなどのファミレスで、朝一番でメールに対して返答をしておいてから仕事をスタートするようにしている。本当に緊急の場合は、携帯電話からYES NOだけの返事もだせるようにしている。自分の返事がボトルネックにならないため、緊急のメールには1時間以内に回答できるように体制を組んでいるからだ。


 商社にいた頃は、ダラダラと深夜まで残業をしていたので、朝起きるのがつらかった。だから、ギリギリまで布団にくるまっていたし、朝は満員電車に揺られ身も心もクタクタになって出勤していた。嫌な気分でオフィスに顔を出すから、仕事もダラダラやってしまう。お昼に仲間と近所の定食屋にいって下らない話をすることや、タバコルームでだベるぐらいが楽しみだった。休日も当然、昼間で寝ていて家でテレビを見ながらダラダラ過ごすだけだ。


 視点を変えて、ちょっと朝早く来ると風景が変わってくる。電車も比較的空いているし、携帯電話や新聞を読む時間もある。オフィスに直行する前に近所のスターバックスやタリーズにいけば、一日のスタートの準備もたっぷりできるし、オフィスに着いてからも余裕がでる。それこそ、5時ぐらいに会社を出て家に帰れば自宅で趣味に興じることもできるし、夜にジムに行って汗を流すこともできる。12時にはベッドに入れば朝早く起きるのもつらくない。休日の予定も一ヶ月前からOutlookにいれておけば、仕事と動揺メリハリのあるスケジュール管理ができる。NPOの活動や、テニスの練習なども計画的にできるというわけだ。


 コンサルタントになってから、ワークスタイルは劇的に変わったのだが、これは、裁量労働制という仕組みとプロジェクト型マネジメントによるところがおおい。前職の商社マン時代は、タイムカードはなかったが時間に席に着いていないと上司から怒られた。今は、2−3日オフィスに顔を出さなくても誰も何も言わない。ダラダラオフィスにいても、成果物が全く出ない人の方が、オフィスで顔を見なくてもタイムリーに成果物を出す人の方が評価されないからだ。成果で仕事を評価するという裁量労働制である。もう一つは、プロジェクト型ワークスタイルだ。商社時代は仕事に始まりもなかったし、終わりもなかった。だから、ダラダラ同じようなことを3年も4年もずっと続けていたし、その仕事がいつ終わるのかなど考えたこともなかった。コンサルタントになってから、仕事は全てプロジェクト型になった。プロジェクトというのは、キックオフがあって終了があり、その期間のアウトプットとして明確な達成要件があるということである。プロジェクト型マネジメントになれると、まず、やらなければならないアウトプットを定義し、そのアウトプットを達成するために必要なタスクをお尻から空いている時間にどんどん入れてゆく、という管理手法である。


 ただ、コンサルタントであればこうなるかというとそうじゃない。商社マンでも主体的にスケジュール管理をされている人も沢山いる。ようは、本人の自覚次第なのだ。職種ではない。例えば、私の知っているコンサルタントは、NPOの活動をやりたいので、二ヶ月後の第三金曜日の夜にスケジュールを空けてくれ、と頼んだところ、「その時は忙しいので、何があるか分からないから入れられない」と答えていた。「何があるか分からない」仕事のやり方をしている人は、自分で時間管理ができない証拠だし、そういう人の仕事は毎日時間に追われている。


 例外なく、仕事ができる人は、例え忙しいシーズンであっても、「その時は、1時間だけなら空いています」とか、「今のうちにタスクを入れておけば大丈夫です」とか、「先入れ先出しの原則」で管理をしているものだからだ。


この文章は河合拓の個人ブログ 「事業再生コンサルタント河合拓の視点」の過去のものから抜粋しています


もっと読みたい方は→FRI Magazine: http://premium.mag2.com/mmf/P0/00/09/P0000975.html


【著者】
河合 拓 (かわい たく)
経営コンサルタント 広く流通、小売業界に対して事業の立て直し、組織改革などを行っている。得意領域はマーケティング、事業戦略、生産性向上、営業改革、ナレッジマネジメント導入など。手がけた企業は国内外の大手上場企業。製造業、IT 企業、総合商社、流通企業など。赤字の上場企業を半年で黒字化させるなど、過去5社の立て直しを行いすべて成功裏に終わっている。
NPO法人FRIの設立者(現在はシニアアドバイザー) 自民党への政策提言、私立大学と大手商社と産学協同ブランド開発プロジェクト、大学生向け就職支援、中小企業向けコンサルティングなどを行っている。


ベンチャー事業会社経営顧問(社長付け経営戦略アドバイザー)グローバルに展開するアパレル企画会社の社長直属の戦略アドバイザーを務め、アジアに展開するブランド戦略に関する立案を支援している。また、公開企業のコンサルティング事業部、部長代行も勤める。


(講演、執筆)
繊研新聞 (全国紙)
「間違いらだけのQR」「ファッション業界は08年に起きる地殻変動に備えよ」連載
チェーンストアエイジ 「キャッシュフロー経営」
大手都銀向けビジネス雑誌寄稿
大手製造業向けビジネスマガジン寄稿
政策学校一新塾 (大前研一設立) 講師
「ロジカルシンキングと会議の設定」
「仮説構築と情報収集、分析の技術」
「プロジェクトマネジメント」
「モチベーションマネジメント」

 

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