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一流になるためのファッション

2007年6月16日 by 創設者 河合 拓   

創設者 河合 拓

仕事がある程度できるようになると、仕事着であるスーツとタイにもこだわりたい。私の場合、最近では、ほとんど毎日のようにスーツを着ることが多くなった。以前は内勤(開発関係)が多かったので、Tシャツやポロシャツというスタイルだったのだが、最近はお客さんと会うときが多くなったのだ。そこで、一日のうち非常に多くの時間をかけて着ているスーツが気になってきたというわけだ。

スーツを選ぶときは、機能性と見た目の高級感がキーワードとなる。とくに、素材の良さは、スーツの着心地を決定づける。私などは汗っかきで、毎朝BANを体中にスプレーしないとお昼ぐらいにはお風呂上がり状態になってしまうほどだ。しかし、スーパー100、スーパー120クラスのイタリーの素材を使ったものであれば、着心地は天と地ほどの差がでてくる。このクラスになると生地が軽く、赤ちゃんの肌、ピーチスキンのような肌触りで体に密着する。サラサラして涼しいし、とにかく軽いのだ。この生地を着ると、他の生地は着れなくなる。さらに、最近ではビスポークで、安価にセミオーダーの注文ができるようになった。既製品の1万円アップぐらいで自分にジャストフィットのスーツができるようになったので、スーツ消費量が多い人は試したらどうだろう。


 ブルックスブラザーズは、本国とのライセンスの関係上、日本で独自に素材開発ができるようになったらしく、最近ではポリエステル混やら背抜きスーツやら、スーパークールビスシリーズをだしている。ブラウスもノンアイロンが主流になっておりかなり便利だ。今まで、ノンアイロン=安物というイメージを持っている人にとってはすごくよいと思う。私も2枚もっているが、自宅で洗濯機で洗えるが、翌日はピンとシワがとれ、またデザインも高級感があってとても重宝している。


 次に、見た目の高級感だが、これはぜひこだわってもらいたい。私の周りを見ると、どちらかというと自分の趣味でスーツを選んでいる人がいるが、客観的に損をしているなと思うことがある。例えば、最近流行のノータックの細身のシルエットに、比較的ハッキリとした縦縞模様のものだ。確かに「今っぽい」感じがするが、例えば、私のような職種であれば「頭が軽く仕事ができなそう」という雰囲気になってしまう。実際、見た目が幼すぎ、または、ポリシーを感じさせないという理由で、なかなかプロモーションできない人を何人も見てきた。ITの開発現場に行くと、タイを外して腕まくりしてパソコンをパチパチ打っている人と、一人だけ上着を着ている人がいる。ほぼ間違いなく彼はプロジェクトマネージャだ。こういう「絵」から見ても、見た目がいかに大事か分かると思う。


 私などは、もともとファッションになんの興味もないのだが、仕事柄、人から「高そうに見られる」ことを常に意識している。そういう場合は、やはり上から下までクラシカルでトラディショナルなデザインに落ち着いてしまう。とくに素材にはかなりこだわる。私の場合、デザインはとにかくクラシカルにし、生地の色の深み、光沢などに気を遣う。シューズもクラシカルなデザインだが、革の色が深みがあってギラギラしないレベルでの光沢に気を配る。ウオッチは、これもクラシカルなデザインの自動巻、文字盤はブルーと決めている。遠くから見たとき、ダークのスーツの袖からブルーの文字盤が見えるとかなりクールな感じがするからだ。とにかく、知的な雰囲気が勝負なのだ。


 ビジネスバッグは頭痛の種だ。私の場合時間があれば読書を欠かさない。常時1-2冊は鞄に入れている。また、最近では都内を彼方此方出向いているので携帯のパソコンも持ち歩いている。さらに、会議で使用するシステムノートも持ち歩いており、クライアント先で使用する資料が束になって2-3冊あるため、鞄がブタのようにでかくなってしまうのだ。(会議でパソコンを出してパチパチやる人がいるが、私は絶対にやらない。外資系などでは当たり前の光景になってきたが、私のようにクライアント商売をしているといろんな企業に出向くことがあるからだ。人によっては失礼と感じる人もいる)できれば、鞄は薄くて機能的、できればレザータイプのものがよいと思う。


 タイにもセンスが現れる。私の友人に関西出身の人間がいて、ドラえもんのタイをしていた。一流国立大学出身で、かなり頭も良いのだろう。コンサルになりたいと言っていたが一生無理だろう。締めるところを締められない人間に誰が法外なフィーを払うのか。私が面接官だったら口をきく前に落とすと思う。私はブラックベースのタイが定番だ。ただ、一によってはパステルカラーもさわやかでいいかもしれない。


 私が知っている限り、成功している人というのは自分のファッションにこだわりをもっている。フランスなどに出張で行って、一緒にブティックなどにいくと、タイやスーツを選ぶときは本気になって選んでいる人が多い。とくに、マネジメントの仕事であれば、周りに対してのオーラ、雰囲気などが極めて大事になってくる。一言で周りの空気を変え、30秒で全員を納得させられるだけの発言をするためには、見かけはかなり大事なのだ。最後に、、、マネジメントを目指すなら見かけに手を抜いてはいけない。見かけのみすぼらしい人に部下はついてこない。


河合拓 (かわい たく)

職業:事業再生コンサルタント
ビジネスモデル構築、事業提携、M&A戦略、製品市場戦略、セールスフォース、マーケティング、間接部門コスト削減など経験豊富。主に上場企業相手に赤字事業の黒字転換、収益力強化など立て直した企業は多数。プライベートエクイティファンドとともに本格的な事業再生を展開。前職は総合商社にて営業職(海外、国内)を10年。本業の経営コンサルタントの傍ら、中堅商社の社長付経営顧問、上場企業の営業部長代行もこなす


プライベート:特定非営利活動法人FRI&Associaets シニアアドバイザー 
「業種、業界を超えた生産的な議論を通し世の中を変革しよう」というかけ声で、2000年にFRIを設立、売上600万、会員数40名のNPOを6年経営。自民党への政策提言、大手商社との産学協同プロジェクト、コンサルティングファームへの就職支援、大学生向けビジネススキルアップ講座など精力的に活動をしている。2006年代表理事を辞任しシニアアドバイザーへ


今もっとも力を入れているのがメールマガジン (FRI Magazine 3年もつづけています)
http://premium.mag2.com/mmf/P0/00/09/P0000975.html


講演 執筆など
○政策学校一新塾第14期、第16期、18期講師 (参加者の9割がA評価の人気講師)
「ロジカルシンキング」
「仮説構築、情報収集、分析の技術」
「プロジェクト設計の方法論」
「モチベーションマネジメント」
「ヴィジョン構築」
○流通専門誌 
「流通、小売り業のキャッシュフロー経営」
○流通専門新聞  
「ザ・ターンアラウンド」(連載予定)
「ファッション業界は08年に起きる地殻変動に備えよ」〜総合商社OEMからの脱却戦略
「間違いだらけのQR」5連載
○その他、大手銀行PR向け営業戦略論、大手製造業社内研修向けビジネス寄稿など
○個人メールマガジン FRI Magazine (まぐまぐビジネス部門10位)

 

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