最適な就職先の選び方とは ~後悔しない企業・会社選択方法とキャリアプランニング~

今年の就職戦線は、リーマンショックに始まった昨年と打って変わり、売り手市場から買い手市場へと変わりつつある。但し、その変化は二極化がよりハッキリと現れてきているだけであり、以前から内定が出る人は多数から出て、出ない人はあまりでなかった点では、変わりがない。単に、内定が出る人にとって、出る数が少なくなってしまっただけである。
私の経験からすれば、就職が楽な時代よりも、就職難の時の方が職の迷いは減り、入社後も上手くいっている人が多いように感じるが、それでも、どこに就職するかは、特に新卒採用者にとっては悩み多き問題である。
今回は、これからの時代において非常に重要な「キャリアプランニング」と、後悔しない就職のためのポイントについて触れてみたい。
※ 本コラムは過去のコラムに修正・加筆を行ったものです。
私は、コンサルティング会社、ベンチャー企業、投資育成会社、そして今はメーカーと、普通の人と比べて多くの企業と職種を経験してきたし、個々の会社において、一定の成果も挙げてきた。
その中では、事業推進者として、人材育成や採用などに携わる事もあったし、FRIを通じて多くの人を見てきた。そして、仕事柄、大手企業や著名企業で働く人との付き合いも多かったのだが、そういった中で、満足のいくキャリアアップをはかっていける人だけに、一定の共通点がある事が、最近、わかってきた。
その共通点は、実経験の中からの一つの解であり、学術的な世のキャリア本とは異なる。統計的に上手くいった人の共通因子、ではなく、それらの持つ本質的な共通項である。
今回、私のメルマガ「FRIマーケティング&キャリア(旧就職参謀)」でも何度かキャリアについて触れてきたが、そこから特に本質的な部分のポイントを抽出し公開したいと思っている。
ただし、最初に断っておくと、実際のところ、その有効性は保証するが、それを実行することは楽ではない。成功している企業が、当たり前の事を着実に根気強くやっているのと同様、成功するキャリアについても、似たような面があるのだろう。
仕事やキャリアは算数ではない。これから読み進める前に、これは、最初に心に留め置いて貰いたい。
【現代のビジネス環境】
変化速度が過去とは比べ物にならないくらい加速し、同時にボーダレスな環境に置かれた現在、新卒採用が空前の売り手市場と言われるようになったとしても、社会に出てからは、より個人に成果を生み出す力が強く求められるようになっているのは、既にご存知の通りだ。
過去、日本は「国内事情」というものを錦の御旗にして、グローバルな基準からは目を背けてきた。なぜなら、日本国内には、世界基準に照らし合わせると、様々な「既得権益」という非合理的なものが山積していたからだ。
ちょっと考えればわかるが、「官僚の天下り」など、合理性はほとんどない。確かに、国家予算は非常に大きなものであり、関係者(官僚)を受け入れる事で、それに紐付いて仕事が来るなら、公僕という位置づけ上、良いか悪いかは別として、まだ、受け入れ側の話はわかる。しかし、今は、「公益団体」「特殊法人」という名の天下り先を自ら作り出し、数年いただけで高給と莫大な退職金をせしめる。そこに何の合理性があるのだろうか。
ボーダレスな社会においては、そのような非合理性は存続し得ない。なぜなら、付加価値を出せない組織は、寄生虫と同じであり、その母体を弱らせ、いずれは母体諸共、競争に負けて死んでしまうからである。
企業は社会の公器である。社会に対して、自分が得た対価以上の価値を提供できないものは、存在を許されないのだ。競争環境は、そういった非合理性を補正する。
それだけでなく、仕事に目を向ければ、定型業務はシステムに取って変わられ、少々の判断が必要であっても基準にのっとった判断程度しか要求されなければ、中国などに移ってしまうだろう。これは、結果的な事実である。
企業に関しても、実際、保険などは、ちょっと出来る人は、ほとんどが外資系の保険会社で契約しているし、金融も外資系や異業種を母体とする新銀行の躍進など、生み出す付加価値に見合っていない高給を貰っているような企業群は、企業自体が競争力を失っていくだろう。
高給で有名な大手広告代理店やTV局なども、TV一極集中ではなくなりつつあるに従い、それがいつまで維持できるかわからない。
つまり、ボーダレスというグローバル基準のある種平等な競争環境にさらされる以上、誰かにすがって生きていく事は、先ほどの「寄生虫」と同じ運命を辿る事に繋がる。
今の企業の置かれた環境は、それほど甘いものではないし、ボーダレスによって「日本の特殊事情」という言い訳が通用しなくなった以上、一歩間違えれば大企業でも傾く時代は、これからもしばらくは続いていく事になるのである。
そう、目前の売り手市場だけ見ていては、その先の荒波に飲み込まれてしまうのは必然だ。
これからは、会社という組織に頼るのではなく、自分自身は自分自身で磨きあげなければ、その会社諸共沈みかねない。
団塊の世代の大量退職や失われた10年間の雇用不足、若年者人口の急激な減少など、国内の特殊要因に一喜一憂している場合ではないのである。
だからこそ、「キャリアプランニング」という自身でキャリアを築いていく、という発想が重要度を確実に増しているのだ。
【仕事の本質】
では、その仕事というものに目を向けてみよう。
『「勉強」と「仕事」の大きな違い』でも述べたが、仕事とは、例えば「勉強をすれば点が上がって合格する」というようなものとは異なり、自身だけの努力だけではどうにもならない場合もあり、同じく、その成果の大きさは、一人の努力だけでは変えきれない、というものである。
もちろん、だからと言って、手を抜けば如実にそれが成果に反映されてしまうという面があり、かなり厳しい環境であることは間違いない(しかし、だからこそ成果を出せた時の達成感は格別であるのだが)。
外部環境も厳しければ、そもそも、仕事自体も簡単なものではないのだ。
一部のラッキーな人を除いて、「成功者」といわれる人達は、総じて、他人よりも多くの努力を積み重ねているという事実が、それを物語っている。
勉強(暗記)をすれば点が上がる、という単純なものではない。自身の能力も向上させなければならないが、同時に、人を動かす力、手の届かない範囲の人をも律する力(仕組みを生み出す力)、自分以外の人の能力を開花・発揮させる力さえ求められる。しかも、時の運まで、引き寄せなければならない。
そんな仕事において、「○○業界にいれば安心」等と言うものが存在するだろうか?
想像通り、それは否である。
結局のところ、求められるのは、「○○業界」に行く事ではなく、どんな業界でも通用する力を養う事であり、もし選択するのであれば、それに必要だと「自分が」考える力を身に付けやすい業界はどこか、という視点である。
ここで勘違いしがちなのであるが、「便利な業界」はないという事だ。
「コンサルティング業界に行けば経営者になれる」とか「外資金融に行けばつぶしがきく」とか、確かに若干の合致するケースはあるが、それは、どちらかというと、その個人としてのキャリアの歩み方がメインであり、その業界にいたからそうなる、という事ではない。しかも、本当にそうなのかは、そこで身に付ける自分自身に問わなければならない。
サッカーチームに所属しているから上手くなるのではない。そこで血の滲むようなトレーニングを怠らないから上手くなるのだ。しかし、チームに属していた方が、トレーニングはしやすい環境にいられる。
これは、ビジネスにおいても同じである。
私がベンチャー企業に入ったのも、『「ベンチャー企業」か「大企業」か』で述べたように、ベンチャーという環境が、自身が責任を負った中で、自身を鍛えるための試練の場として最適だと考えたからだ。
しかし、そのような視点だけでは、納得のいくキャリアを歩める訳ではない。
【成果にこだわりたいなら好きなところへ行け】
これだけでは、なかなかどこへ行くかの決断はできないだろう。
では、具体的にどうすべきか。
私は、基本的には「好きなところ」へ行く事をお勧めしたい。
仕事というのは、成果を出そうとすると、非常に厳しい環境である。これから社会に出る人達に対しては特にであるが、私は甘いことは言いたくない。それは事実に反するからだ。
仕事というは、辛いものである。
しかし、「いつか死ぬからこそ、生が尊い」のと同様に、「辛いからこそ、成果が出た時の喜びが大きい」のである。仕事とは、常にチャレンジであり、チャレンジして成果を上げるには、常に困難を伴う。
正直、私もくじけそうになった事は何度となくある。しかし、それでも気を振り絞って乗り越え、成果を出してきたからこそ、今があるのも事実だ。
そんな環境を乗り越えるには、少なくともその仕事、あるいはその会社や環境に自分が価値を見出しておかないと耐えきれない。
人が追い込まれた時、それをやりきれるかどうかは、その人の「想い」の強さにかかってくる。日頃は論理的に判断する事を求めるが、ここに限っていえば、確実に精神面からの影響が大きいのだ。
「好きこそものの上手なれ」ではないが、成果まで導けるかどうかは、ある意味、「執念」「しつこさ」がポイントになってくるのだ。それが生まれるのは、まさにそういった精神面、特に「想い」というところのインパクトが格段に大きくなってくる。
それを見出すには、少なくとも「好き」であるという感情は大切にする必要が、私はあると信じている。
「好き」でなければ、我慢はなかなか続かないものである。勿論、それが使命感にまで昇華しうるなら、よりやり抜ける確率は高まってくるが、使命感を持てるかどうかは、その人の経験、すなわち原体験に依るところが多いため、誰しもが容易に昇華できるとは思えない。
ただ、「好き」という評価だけでは、応用性に乏しいので、「○○という理由で良いor悪い」というものも見出していく必要があろう。
例えば、特に新卒採用者であれば、業界に特化せずに色々な業界・企業を見る事ができる。これは一生に一度あるかないかの大きな機会である。それを有効活用しない手はない。そう、とにかく気になる業界・企業は情報収集しにいくのだ。そして、少しでも「好き」とか「面白そう」と感じる企業をピックアップしておく。
次に、ここで止まってはいけない。一定以上、ピックアップ企業が出てきた後は、なぜその企業が「好き」とか「面白そう」と感じたか、自分に問い掛けてみるのだ。きっと何かの要因や理由があるはずだ。
ここで、得られた答えが、当面のあなたのキャリア選択の軸となるものである。
この軸を選ぶ事ができれば強い。なぜなら、大抵の場合、事象をそのまま持ってくるよりも、より普遍的な何かが見つかるからだ。
それがわかれば、道は自然と見えるようになってくる。少なくとも、私は行く先にあまり迷う事がない。迷うとするなら、複数の選択肢の中で、最も自分の方向性と合っているのかどうか、比較検討する際くらいである。
そこまで行ければ、当面の道はある程度楽に選べるようになってくるだろう。
後は、運を天に任せるではないが、採用企業側に下駄を預ければ良いのである。
しかし、就職するまではそれでも良いが、就職してからは、この方法ではままならない。
では、就職してからは、どのようなところに目を向けていけば、働き出してからも、大きな迷い道にはまる事はなくなるのだろうか。
【目前の成果にまずはこだわる】
一体、何が不足しているのか。
それは、「成果」へのこだわりである。しかも、それは大きな方が良い。
一つは、『なぜ、人の「成長スピード」に大きな差が生まれるのか』で述べたように、大きな「成果」を狙うと、「目標」が大きくなり、その分、大きな失敗する機会も得られ、成長に繋がりやすいからである。
そして、最初から失敗しても良いと思うのではなく、最後まで「成果」を出す事にこだわりを持ち続ければ、より、そこから得られるものは大きくなっていく。
そういった経験をしていければ、必ず大きな「成果」を出すときが来て、その「成果」を元に、次のキャリアをより歩みやすくなる。例えば、社内では最も難しく重要な課題が集まるようになるし、社外に対しても自分の名で話す事ができる。すなわち、個人としての市場価値は高まる。
もう一つは、「成果」を出す事で、あるいはその過程で、自分のやりたい事が明確になってくる、という理由だ。
よく、「私は何に向いているでしょうか」「私は何をすれば良いと思いますか」という質問を受けるが、そんな事を明確に分かっている人間など、本当に極僅かである。
芸事をやっている著名な人でも、ある程度の歳になって初めて、「この仕事が向いていたのだろう」と言えるぐらいである。そこまで強い信念を持てる人は、いないとは言わないが、何らかの原体験がない限りはないと言って良いだろう。
私も、キャリアを積む中で、「現場経験がなければ駄目だ」とか「経営の重要性というのは、思っている以上だ」とか「資本の論理は引っ張られては駄目だが軽視してはいけない」とか、それぞれのフェーズで気付いていった。
だからこそ、その必要性に駆られて転職に踏み切ったのである。
それに、成果を出せるようになると、見える景色が違ってくる。
例えば、業務改善に関する仕事で成果を上げたなら、それ以外の部門の業務の無駄というのが、見たくなくても見えてきてしまう。顧客対応力が身に付けば、営業部門や社内の顧客対応部門の粗が見えてくるだろう。
言葉では説明しにくいが、スポーツなり勉強なり何でも良いので成果を上げた人は、何となくイメージできると思うが、成果を出して自分の論理に自信がつくと、それとは違った事をしていて上手くいってない人がいると、立ち所に見えてくるものなのだ。
そうなると、次に何をすべきかは、まず迷わないだろう。どちらかと言えば、何から始めて良いか迷うくらいだ。
但し、そうなった時は、一歩引いて、「本当にそれだけで良いのか」と自分に語りかけるもう一人の自分を持っておくべきだろう。この辺りまで来ると、また違った悩みも出てくるのだが、それは今は考えなくとも良いかもしれない。
話はかわるが、最近、「思っていたのと違う」とか「配属先が希望通りではない」と言って、新卒入社でも半年から1年程度で会社を辞めて転職してしまう人がいるが、正直、「?」と思う。
そんなに自分の判断は正しいと言えるのだろうか。人に与えられたものに文句だけ言っていれば良いのだろうか。
自分の判断に確信を持って「Yes」と言えるなら、直ぐにでも部署異動なり転職なりすべきだろう。
実際、酷い会社も職場もたくさんあるから、それは否定しない。TOPが駄目なら会社は駄目、本部長が駄目ならその事業は駄目、中間管理職が駄目ならその部署は駄目。そういう判断は必要だ。駄目な環境に身を置く事は、短期間で十分だ。それ以上の価値があるとは思えない。
しかし、入社2~3年目くらいまでは、自分の視野は地面と同じくらいであると思った方が良いだろう。実際は、その仕事について何も見えていない事がほとんどだ。そんな視野だけで、正しい判断が出来るとは思えない。
やりたい事ができているか、と、会社や事業部が駄目、というのは、次元が異なるからだ。
どのような環境であれ、「成果」にこだわりを持って個人として当たれば、色々なものが見えてくるはずだ。そこに、会社のブランド名や流行りの業界など関係ない。
そういった積み重ねがあって、初めて、自分が「やりたい!」「やらなければならない」と思えるものが見えてくる。もし、それが見えてきたら、直ぐにそれが出来る環境に移るべきだろうが、少なくとも、それまでは、目前でも良いので「成果」にこだわりを見せて、実績を積み重ねて貰いたい。
そうすれば、いざ環境を移そう、と思った時に、様々な選択肢が向こうからやってくるはずだ。
これは、「女性の仕事選び」も同じことが言える。
私は、女性に就職先の相談を受けた際は、既にある程度意志が決まっている場合は別だが、基本として、女性が活躍しやすい業界・企業を選ぶ事をお薦めしている。
具体的に言えば、女性が使用する商品(製品・サービス)を扱っている企業である。もちろん、他の業界もあるし、業界に関わらず企業でも差は大きい。ただ、一般的に言って、顧客が女性の場合、女性の意見が重要視されるため、社内でも扱いは相対的に重要視される。
そこに行けば、より成果を出しやすいし、そういったチャンスもかなり高くなる。成果が保証される訳では決してないが、他よりもチャンスが多いのであれば、当然ながら大きなプロジェクトに関われる機会も多いし、成果を出せる確率は高くなるのだ。
勿論、だからと言って何でも良いとは言わない。先人達の知恵を借りる事は大切だろう。
特に、言葉は悪いが、「業界バカ」「○○会社バカ」にはならない事だ。自分の会社や業界を俯瞰して見る余裕は常に欲しい。
しかし、「キャリア」とは、与えられる、正解がある、というものではなく、そうして自分で見出し、掴み取るものである。
それは、心に刻んでおいて貰いたい。
【キャリアは積み上げ】
最後に触れておきたいのは、キャリアとは積み上げである、という事だ。
例えば、コンサルティング会社に入っても、分析ばかりしていては分析しか出来ない(但し、分析は人の何倍もできる)し、多種のプロジェクトをこなせば応用力の高いコンサルタントになれる(但し、特定業界の知見は貯まりにくい)。また、私のように現場経験も積んでいけば、現場に入って現場改革ができるようにもなれるが、現場経験がなければ、どうしても理論を振り回してしまうコンサルタントになってしまうケースが多い。
これは、考えれば当たり前の話ではあるが、その人が経験してきたものと、そこで上げた成果によって、その人が発揮できる力の可能性が形成されるのである。
ここについては、非常に厳しい環境下に身を置き、少々評価が悪くとも必死で食らいついていくことで、積み上げるスピードを加速する事が出来るが、決してジャンプアップする事は出来ない。
MBAをとったからと言って経営が出来る訳ではない、出来る可能性が少し高まる、という事と同じだ。
企業選びというのは、自分の舞台を選定する事に等しい。すなわち、自分で何を積み上げるかを選ぶ、という事である。決して、銀行に行けば優秀なバンカーになれる訳でもなければ、コンサルティング会社に就職したからと言って、経営改革が出来るようになる訳でもない。
そこで、「何を」「どれだけ」「どの程度の時間をかけて」積み上げるかが、大切なのである。
但し、一点だけアドバイスするとするならば、最初の会社の「仕事のスタイル」は、一生つきまとうと思った方が良い。
少し仕事を一緒にして、最初の仕事を聞けば、大体、「ああ、なるほど」と思うことが多い。
それは、「仕事の作り方」を最初の会社で身に付ける事に起因する。
かく言う私も、コンサルティング会社での経験は4年と、遂に事業会社での経験年数の方が長くなったが、未だに「コンサルタントっぽい」と言われるし、私はそれで良いと思っている。それが、自らが積み上げてきた自分らしさだからだ。
ただ、キャリア人生において一生ついてくる話であるから、そういう視点でどんなビジネスパーソン(官・民関わらず)になりたいかを考えてみるのも良いだろう。
最後にまとめよう。
「キャリア」には、万人に通じる正解などない。世の中のブランドや流行りに流されてはいけない。
また、「自己分析」をするだけでは、自分の適職など見つかりえない。「やりたい!」と思えるものに出会うためには、仕事という環境の中に身を置き、そこで「成果」にこだわる事で、初めて糸口が見えてくるものだ。
そして、仕事で成果を出すのは、最初はかなり力がいる事になる。好きでもない仕事でやりきれる程甘くはない以上、どこかのポイントでも好きになれる仕事を選ぶべきである。
また、求められるものを挙げるとするならば、それは、どこの業界・企業でも通じるベースの力であろう。
「キャリアプランニング」とは、「やりたい!」と思えるものが、朧気ながらでも見えて来た時に考える「環境選択」の手法である。
企業とは、自らが「成果」を出すための「舞台」でしかない。企業が自分のやりたい事を教えてはくれない。自身が「成果」と向き合う中で見出し、それを実現する場なのである。
「自己分析」が進まないと嘆く必要はない。様々な企業を見る中で少しでも光るものを感じたら、そこに飛び込んで足掻く事こそ、「やりたい!」と思えるもの探しの始まりなのだから。
本コラムは、筆者メルマガ「FRIマーケティング&キャリア(旧就職参謀)」を再構成したものです。
より詳しく知りたい方はこちらへ
⇒ 筆者メルマガ「FRIマーケティング&キャリア(旧就職参謀)」
⇒ 筆者個人ブログ「清水知輝の視点 ~ビジネス・キャリア徒然草~」
◆筆者紹介
FRI&Associatesの草創期メンバーで、現在NPO法人FRI&Associates理事長。
外資系コンサルティングファームにて、事業戦略、業務改革、IT導入などを手がけたが、自身の仕事の関わり方に疑問を感じ、ベンチャー企業に転職。経験を活かし、経営・事業・商品・営業等の企画業務、ライン管理職、各種改革関連業務を担い、徹底した現場主義により業績拡大を支えつつ、多数の業界大手企業のマーケティングコンサルティングにも責任者として従事。業界特性を考慮した実践的なアプローチにより実績多数。その後、IT・ライフサイエンス領域の投資育成企業にて子会社の事業企画や経営改革、大手メーカーの機構改革などにあたった後、地元関西に戻り、中堅計測機器メーカーにて、業務領域全般を担当する執行役員代理として、各種改革業務を推進する。
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