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キャリアに対する考え方

2007年6月 4日 by 副理事長 三島 正寛   ブックマークに追加する

 副理事長 三島 正寛

実は私は最近、転職を考えている。実際に転職エージェントに会ったり、ベンチャー企業の社長に会ったりする中で、自分なりにキャリアに対する明確な考えを持つに至った。今日は、キャリア戦略について書いてみたい。
 

結局のところ、自分のキャリアに必要なのは、「自分にどれだけの実績があるか?」ということだと思う。面接でのプレゼンテーションだとか、自分と対象企業とのマッチングだとか、自分の希望する職種につくための必要条件はいくつかあるだろうが、最も重要なのは、「実績」だ。お勉強やポテンシャルで取ってくれるのは、新卒採用までである。なので、自分がどれだけのだけの実績を引っさげているかということが自分自身の手でキャリアを切り開くためには非常に重要になる。そのことが見えないで、日々会社の中で漫然と仕事をし、がむしゃらに実績を上げるという意識が乏しいと、どこからも声のかからない、どこへも行くことのできない人になってしまうのだ。
 
そして、もう一つ大事な考え方として、「転職自体でキャリアアップはできない」ということだ。例えば今までプロジェクトの末端のメンバーしかやった事が無い人が、いくら多くのプロジェクトに参加し、それが成功していたとしても、転職でいきなりプロジェクトリーダーに抜擢されることはほぼ皆無である。採用側に立ってみたら当然だが、プロジェクトリーダーとしての数々の経験があって実績がある人とそうでない人では、無く前者を採用する。
 
このことから分かることは、「転職はあくまで実績を上げキャリアアップを目指すことができる環境に自分が身を置けるようになるもの」であって、「それ自体でキャリアアップができるもの」ではないということである。やはり基本は、自らが与えられた仕事の中で成果を出し、実績を積んでいくという考え方が必要不可欠であり、自分のキャリアを切り開くための大切な考え方ということだ。「十分な実績を積んで、更なるステップアップを図るためには、今の環境にいてはこれ以上の実績を見込めないから、その実績を積む事が見込める場所に変わる」とか、「実績は積めていないけど、だからと言ってどうしても今の環境では将来的にも実績を積む事が見込めないからそれができるところに変わる」とか、そういう目的意識があって、その方法が転職という形であれば成功するはずである。キャリアとは、例えるなら「階段」と言えるかもしれない。ひとところで実績を積んで1ステップ上がったら、次は違うところに移って、またさらにそこで1ステップ上がってと。そうやって徐々に上に上がっていくわけである。だから、いつまでたっても実績を出せずに上に上がっていけなければ、低い位置で足踏みを続けるしかない。
 
それを積み重ね、早く上に上がっていって、ある臨界点を超えてしまうと「引く手あまたの人」となり、そうなってしまうと完全に勝ち組となれる。いくらでも実績を上げられる環境が向こうの方から寄ってきて、だから実績が上げられて、そしてさらに色んな話が舞い込んでくると。 まさしくそれが勝ち組への方程式だ。
 
このことからも分かるとおり、「実績あるのみ」だ。特に新社会人の方や3、4年目までの若手社会人の人たちは、最初のスタートアップで大きな実績が出せるかどうかで、その後の階段を順調に上っていけるかどうかの大きな差になる。その点を強く意識した上で仕事をする事が重要だ。実績を上げるためには、とにかくがむしゃらに働いて、1分1秒たりとも無駄にはできない。
 
よく経営者が、「若い内はわき目も振らずがむしゃらに働け」というのは、そういうことだと思う。30までに誇れる実績があるか無いかで、もうその後の道は決まってしまうということを、自らの経験を通して肌で感じているからなんだろう。
 

◆著者紹介
三島 正寛 (みしま まさひろ)
総合電機メーカーにて営業企画を経験後、企画部門のあり方に限界を感じ、自ら志願して現場の営業に異動。新規商品の事業拡大・販路開拓の営業に従事。2年間で多大な実績を残し、事業拡大に大きく貢献する。
現在、FRIの副代表理事。FRIがNPO法人化する以前から組織の運営参画し、早4年になる。今後、ますますFRIという組織を拡大・成長させるために代表の清水とともに日々奮闘中。

 

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