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五郎丸ポーズから考える習慣力

2016年1月17日 by 理事 高橋建人   

理事 高橋建人

2015年の年末年始は、どのTV局でもラクビー日本代表、とりわけ五郎丸歩選手の出演が目立った。キッカーとして大いに活躍し、日本代表が素晴らしい成績を残したことに加え、五郎丸ポーズが、彼の印象を大いに強め、TVが使いたくなったのは間違いが無い。


その中で、ルーティーン、という言葉がお茶の間に知られるようになったのではないだろか。このコラムでは、ルーティーンと仕事の生産性について考察する

ルーティーンとは

そもそもルーチンなのか、ルーティーンなのか、Google検索をしてみると、ルーチンは66万件、ルーティーンは55万件。どちらでも良さそうだ・・・

この記事では、英語発音に近いルーティーンを使います。

英語の定義を調べると、Routine (Wikipedia)

Routine may refer to:


何も書いてない・・・ルーティーンを単独で名詞風に扱う文化は無いようです。


Oxford辞書を引くと、「繰り返し実施される、一連の行動」という定義になります。

A sequence of actions regularly followed; a fixed program: I settled down into a routine of work and sleep as a matter of routine a report will be sent to the director


ルーティーンと実際の行動を関連付ける重要性

五郎丸選手のルーティーンは、メンタルコーチ、荒木香織さんと二人三脚で作り上げたと言われている。世間では拝むポーズだけが有名だが、実際は細かい6ステップに分かれる

ボールを回して地面に置き、後ろに3歩、左横に2歩動く。腰を少し引いて胸の前で拝むようなポーズを取った後、8歩助走して、蹴る
実は拝むポーズよりも8歩の助走の方が重要だと、荒木さんはTVで言っていた。それは、キックの動作に直結する筋肉の動きだからだそうだ。想像だが、拝むポーズも手を合わせるのは、ただの次の動作へのフックであり、手を一度目の高さに持って行き、狙い所を定めるというのが、ポーズのフェーズで意図していることではないだろうか。

これまでルーティーン=何か決まったことをやることで、安定性やリズムを作る、と単純に思っていたが、ルーティーンの中に、実際の行動と関連付けるアクション、を入れることが欠かせない、と言える。

ルーティーンとビジネス

ビジネスパーソンでもルーティーンを取り入れている人は多い。著名な例では、GEの現会長ジェフリー・イメルトは、毎朝5時半に起きて、筋トレをしながら新聞やTV番組をチェックする。アメリカン·エキスプレスのCEO、ケネス・シュノールトは、帰宅する前に次の日に達成したい3つのことをメモし、翌朝にそれを確認して1日をスタートさせている。

また重要なのは、週末だからといってリズムを崩さないこと。週末に起床時間をずらすことは、時差ボケと同様に悪影響があります。日経GoodDayより

江戸川大学社会学部人間心理学科の福田一彦教授は次のように指摘する。 「平日は規則正しい早寝早起きの生活でも、週末に夜更かしや朝寝坊をして就床時刻や起床時刻がずれると、それをきっかけに体内時計が乱れ、時差ボケのような症状を招いてしまいます。このような状態は『社会的時差ボケ(Social Jetlag)』と呼ばれ、近年、睡眠研究者らの間で注目されています。週末だけの乱れと軽く考えがちですが、体への影響は決して侮れません


やるべきこと

私は、起きてからスプーン半分の蜂蜜をお湯に溶いて飲み、シャワーを浴びて、着替えて出社する、というルーティーンをしている。これはオフィスに着く前に、頭に糖分を行き渡らせ、体もほぐれた状態で、という意図。しかし五郎丸選手やビジネスパーソンのルーティーンを見ると、ルーティーンの中で仕事のイメージを作ることが重要なのだろう。

今の仕事において一番重要なのは、分析力。例えば、シャワーを浴びながら5分程度のパズルを解く、といった思考力を使うルーティーンを加えると、良いかもしれない。

ルーティーンの大前提は、同じタイミングで同じ行動をして、心と体に安定性をもたらすこと。その上で、仕事・スポーツ・勉強など、自分がやるべきこととイメージが繋がる動作を入れると、より効果的になる。

 

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