モチベーションの上げ方

みなさん、今の仕事やその他の趣味や勉強などの社外活動に、高いモチベーションを持って活動されているだろうか?おそらく、極めて高いモチベーションを持って働いている方も、漠然と気合が入らず、何となく毎日を悶々と過ごされている方もいるだろう。私もそうだが、人のモチベーションには波がある。津波のように高い時もあれば、全く気合の入らない低い時もある。
常にモチベーションを高く保つにはどうすればいいのだろうか?今日は、このモチベーションについて考えたい。
【モチベーションは、パフォーマンスと成長速度に直結する】
モチベーションが下がっている人や状況は、とかく問題視され、良くないこととされているが、そもそも、なぜモチベーションは高くなければならないのだろうか?改めてよくよく考えてみると、意外と難しいものである。思うに、おそらく「モチベーションが下がっている」という「現象」における最大の「問題」は、この2つではないだろうか?
1.仕事の効率(つまりパフォーマンス)が下がる
2.成長の速度が鈍化する
皆さんも、モチベーションが下がっている状態を思い出してもらいたい。「何かしら悩みがある」、「漠然とした不安感がある」、「今やっていることの意義が感じられない」など、やる気が出ない理由は様々だろうが、いずれにしても一様に、「時間を効率的に使えていない」はずである。これが、モチベーションの低下がもたらす一番厄介な現象である。一つのことをやっていても、ついつい他の悩みごとが頭に浮かんできて集中できなかったり、嫌々ながら仕事にあたっているため、ややもすると現実逃避してしまって、テレビを見始めたり、布団でゴロゴロしてみたり、モチベーションが高い時に比べて、時間を効率的に使えないのだ。だから、結果的に同一時間内で出せるパフォーマンスの量や質は下がり、かつ、集中力や意欲が少ないため同じ時間や経験の中から学び取る量が減少し、成長も鈍化する。
このように、モチベーションの低下は仕事の効率を下げ、時間内の成果を極端に下げるという問題を発生させる。限られた時間の中で、日々成果を求められ、毎日時間に追われている私たちにとってみれば効率が下がることは、時間という貴重な資源を失うことと同義であり、由々しき事態である。
さて、モチベーションの低下が引き起こす由々しき事態については、よく分かった。それでは、その状態を回避するためには、一体どうすれば良いのだろうか?
【To-Beを明確に意識しよう】
そこで皆さんにお勧めしたいのが、「To-Beを持つ」ということである。「To-Be」とは、「あるべき姿」ということであり、ここでは「自分の将来の目標」のことである。常にモチベーションを高く保つためには、「自分の将来の目標をしっかりと明確に意識する」ことが非常に重要なのである。
必ず皆さんには、「将来の目標」があるはずだ。「将来自分はこうなりたい」とか、「将来はこれを手に入れたい」とか、何かしらあるだろう。そして、今の仕事や活動は、その目標に向かって前進するために行っているに違いない。なぜなら、自分の今の仕事は、自分自身で選択したはずであり、将来の目標に基づいて選択されたはずだからである。将来の自分の夢や目標があるにも関わらず、それとは全く関係の無い分野を選択する人は、よほどのことが無い限りいないはずである。
(ただし、何らかの外的な要因により、自分の目標とする方向性と現在の仕事が全く一致しないという場合もあるだろう。その場合は、今の仕事はあなたにとって全くの時間の浪費でしかない。「そこを耐え忍んでいれば、その先に光が見えてくる」とアドバイスする方もいるかもしれないが、私は、そのような人は、早く自分のTo-Beと今の自分がやっていることの整合性が取れる環境にうつることをお勧めする。そうすれば自ずからモチベーションは高まるはずである。)
モチベーションが下がる場合の多くは、今やっていることの目的を見失うことにある。最初は、目標と目的意識を持って、モチベーション高く仕事をしていたにも関わらず、徐々に目先の仕事に追われ、その目的を見失い、何のために今の仕事をやっているのかがわからなくなってモチベーションが下がるというケースがほとんどであろう。
その負のサイクルに迷い込まないためにも、常に自分の「To-Be」を明確に意識し、目的意識を持って物事にあたることが大切だ。ぜひ試してもらいたいが、意識的にこれを行うことによって、毎日嫌々やっていたことに対して、自然とモチベーションが沸いてきて、活き活きと効率的に事にあたれるはずである。
【潜在意識を活用しよう】
ただ、そうは言っても、悲しいかなモチベーションは長続きしない。なぜだろうか?それは、「人は忘れる生き物」だからである。意識していても、仕事に熱中したり、日々の仕事に埋没したりするとどうしても本来の目的や目標を忘れてしまう。人はそういう生き物なのだ。「初心忘れるべからず」という言葉がことわざになっているのも、人が忘れやすい生き物だという証拠である。
そのため、モチベーションの維持には、そのことを前提にした対策が必要となる。その秘策として今回おススメしたいのが、「潜在意識を活用すること」である。どういうことかと言うと、自分のTo-Beと、そのTo-Beと照らし合わせた今の仕事の意義を、自分の潜在意識に刷り込むのである。そのためには、文章化するのが良い。自分のTo-Beと今の自分の仕事の意義、直近で達成したい具体的な目標などを、手帳でもメモ用紙でも書き出して、それをことあるごとに見返して、意識するのだ。さすがに毎日毎日はつらいので、週に1回などと定期的に時間を決めて、その時間はそのメモを取り出してゆっくりとその内容を見直し、もう一度自分の目的を再認識すると良いだろう。
これにより、定期的に自分の記憶の中に、目的意識が刷り込まれ、自然と今の仕事や将来の目標に対して、ふつふつと意欲が沸いてきて、自ずからモチベーションが高まるはずである。今、モチベーションが下がっている人は、ぜひ試してもらいたい。まずは自分自身のTo-Beをもう一度思い返し、文章化してもらいたい。それができれば、自分の目的が改めて整理できて、モチベーションが沸いてくるはずだ。そして、その後は、毎日(もしくは毎週)、その紙を見返し、その文章を書いた当初の気持ちや意欲を思い出してほしい。簡単なことではあるが、きっとみなさんのモチベーションの維持には役立つことだろう。
◆著者紹介
三島 正寛 (みしま まさひろ)
総合電機メーカーにて営業企画を経験後、企画部門のあり方に限界を感じ、自ら志願して現場の営業に異動。新規商品の事業拡大・販路開拓の営業に従事。2年間で多大な実績を残し、事業拡大に大きく貢献する。
現在、FRIの副代表理事。FRIがNPO法人化する以前から組織の運営参画し、早4年になる。今後、ますますFRIという組織を拡大・成長させるために代表の清水とともに日々奮闘中。
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創設者 河合 拓
スタッフ 木原 工
スタッフ 宮崎 善輝
理事長 清水 知輝
理事 高橋建人

この記事へのコメント (2件)
「モチベーション」について考えるキッカケを提供していただきありがとうございました。
私的な意見として、モチベーション(心の出来事)の変化は、頭と体に変化をもたらす、と考えております。
そのため、モチベーションを良好な状態にするには、
体を良好な状態にする(休む、リラックスさせる とか)、頭を良好な状態にする(視点を変える とか)のが良いなあと考えております。
三島さんが指摘する点(To-Beを明確に)というのは、視点を変えるという意味で、とても良いことだと思いました。日常関わっている「時間」や「空間」を変えて、立ち位置を変えれば、きっと良い視界がみつかるでしょうね。
投稿者: 千葉昇 | 投稿日時:2007年09月28日 11:49
コメントありがとうございます。
そうですね。大切なのは、「モチベーションなどの自分の感情は、自分で変えられる」と認識することだと思います。おっしゃるとおりモチベーションは頭と体に影響を及ぼし、それによりパフォーマンスに影響を及ぼします。
モチベーションを含めた自分の感情をコントロールすることができるようになれば、つまりは自分のパフォーマンスをコントロールできることにつながります。
そのために、自分に合った自分なりのコントロール方法を確立することが大切なんでしょうね。
投稿者: 副代表理事 三島 正寛 | 投稿日時:2007年10月05日 16:31